December 11, 2006
施主力ー其ノ弐
『いい家って、どんな家?』
家づくりを検討し始めた施主予備軍が、依頼先はどこがいいか、
工法・構造は何がいいか、
他人にアドバイスを求めている姿をインターネットの中でよく見かけます。
そして、どこかの心優しき人々が、
ハウスメーカーは…、工務店は…、建築家は…、あそこはどうの、ここはどうの…。
木造在来工法は…、2×4は…、輸入住宅は…、RCは…、外断熱工法は…、
あれはどうの、これはどうの…。
それこそが唯一の成功の秘訣だと言わんばかりに答えています。
それぞれの回答の是非は問いませんが、その流れは少しおかしい気がします。
家づくりで、はじめにしなくてはならないことは、依頼先探しや構造の選択なのでしょうか?
『何のために家をつくるのか?』
家づくりをはじめるに当たり、どんな家がつくりたいのかを家族全員でよく話し合ってみる。
他人の真似をするのではなく、自分たちが本当に必要としている家とは、
どんな家なのかを十分に議論し、自分たちにとって家とは何なのか、
どんな場であって欲しいのか、しっかりと目標を定める。
そして、それらを取り巻く諸条件(予算、工期、敷地条件)はどうなのかなどを、
じっくりと時間かけて考えてみる。
そういう家づくりの根っこの部分を飛び越えて、依頼先や構造の検討をするのは、
順序が逆ではないでしょうか。
それぞれの依頼先にも一長一短、工法・構造にも一長一短があります。
多くの方が『物』から家づくりを考えてしまうようですが、
はじめは、細かいことに囚われず、『時』や『事』から考えてみてはどうでしょうか。
つまり、
『どういう時に気持ちいいと感じるか』
『どんな事が嬉しいと思うか』
自分の暮らしを振り返ることから始めてみてると、
いい家の姿がぼんやりと見えてくるかもしれません。
『まずは、�牋賈棔�筋を通す�瓠�
家づくりを進めて行く過程で、関わるもの全員がその目標に向かっていけるような、
揺ぎ無いコンセプトを定める。
このコンセプトが明確であればあるほど、その先何かを決定するときの指針になるはずです。
頭だけで考えてはいけません。時には、心へも問いかけてみてください。
そして、その心の声には、どんなことがあっても逆らってはいけません。
きっとそれがあなたの家に対する想いであるはずだから。
※今回のコラムは、施主ブロガー“garaikaさん”の許可を得て掲載しました。
Posted by asazuma at December 11, 2006 08:11 PM | TrackBack