May 23, 2009

SOKO casestudy#02

仮想Scenario#02 
佐藤さん(仮名)の物語
家族構成:夫婦二人   夫:メーカー勤務(プロダクトデザイナー)
                妻:雑貨のネットショップオーナー

もちろん僕だって、かっこよくデザインされたものには興味はあるし大好きです。
そもそも、僕らが毎日目にしているものは誰かによってデザインされいているんですよね。
街に並ぶ店舗の内外装や看板、そこにきれいに並べられて売っているもの、コンビニに並ぶ商品のパッケージの一つひとつ、もうありとあらゆるものが何かしらのデザインがされれいます。

確かにデザインのいいものには目がいくし、買いたくもなります。
自慢じゃないけど僕だってそれなりのセンスはあるつもりですから。
でもなんか最近、何でもかんでも「デザインしました」っていうものばかりで、すこし食傷気味なんです。
そんな僕が家を建てようと思いました。

誰もがそうだと思いますが、まずは本や雑誌、Webなんかで他の人がどうやって家をつくっているのか、どんな家がいいのかを調べてみました。
やっぱり最初に目がいくのは建築家と一緒につくった家でした。
メーカーが売っている家には、はじめからあまり興味は沸きませんでした。

「やっぱ、建築家に頼むのかな?」と思った時期もありましたが、
なんとなくそれも少し“重たい”感じがしてきました。

その内にリノベーションっていうのが気になり始めて、中古物件を探したのですがなかなかぴったりなものは見つかりませんでした。
だったら、はじめからその雰囲気を持つものをつくれないかと考え始めました。

古い倉庫のような、廃工場のような、がらんどうの中にお気に入りの家具をそのときの気分でレイアウトして、友達が気軽に遊びにこれて、趣味に使う道具をドサッと広げて手入れできて、自宅で仕事をしている妻が快適に過ごせるように外からの視線を気にせず、でも太陽の光がたくさん入って気持ちのいい家。そんな家をつくろうと思いました。


そして、出会ったのがこの「SOKO(ソーコー)」という提案でした。

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May 18, 2009

たまには景気よくいきましょう!

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ということで、パァーっと大飲み会をやりました!

「チーズと家づくりとなんの関係があるんだ?」

な~んて、細かいことは気にしない!

どちらも、味わえば楽しいんだからいいでしょ!!


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オープン準備完了!


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歓談風景

このあと僕も、本気呑みの体制へ!

今回は限られた方々にしかお知らせをしませんでしたが
通りがかった地元の方々にもたくさん買って頂き
予定よりも早めに完売しました。

ご来場の皆様お忙しい中ありがとうございました。
至らぬ点も多々あったかと思いますがお許しください。


「朝妻、何屋になったんだ?」というご意見も多くありましたが
僕の脳の中では

「ただ、いい家をつくっただけでは楽しくない。
そこで、おいしいものを食べて、おいしいお酒を飲んで、
気の合う仲間と談笑して、新しい知識を吸収して、
明日へ繋がる何かを充電して、毎日を楽しく暮らす」

それが理想だと思っています。

今後もまた、何か楽しい企画を考えますので
よろしくお願いいたします。

May 14, 2009

建築家住宅-アイデアを募集します

建築家の皆様へ、アイデア募集のお願いです。

先日こちらでもエントリーしました「SOKO」の提案を始めるにあたり建築家との家づくりに
対するイメージを多くの方からお聞きしました結果

「どういう家になるのか出来上がりがわからないので頼みにくい」
という意見が未だに多くありました。

これだけ様々なメディアに建築家との家づくりが
取り上げられているにもかかわらずです。

やはり建築家側から
「私とつくると、こういうものができます!」と
ある程度明確にしないと頼みたくても頼めないようです。

またその他に

「雑誌やWebで自分の気に入った建物を見つけたとしても
いきなり直に連絡をするのは躊躇ってしまう。」

「一度、相談に行ったら断われなくなるのではないか」

というご意見もありました。

まだまだ、「建築家との家づくりは特別」という
イメージがとても根強く残っているようです。

そこで建築家の皆様にお願いです。

皆様が現在考えている、または過去に考えていた
自分がつくりたい家、いいと思う家のアイデアを募集します。
実際に完成したものでもかまいません。

皆様からは

「家づくりは、施主との対話があってこそ成り立つもの。
設計者が勝手につくるものではない」

「自分の過去の実績は専門誌やホームページを見ればわかる。
それをみて共感してくれた人だけが自分のクライアントだ」

という意見が多く聞こえてきそうなことは承知しております。
私も全く同様に思っていますし、これまでそうやり続けてきました。

しかし、それでは「頼みたいけど頼めない」という方に対して
あまりにも不親切だったのではないかと思っています。

また、住宅に対する考え方がもはや過渡期に来ていると
実感することもとても多いです。

「住宅は特殊解」というこれまで通りのやり方はもちろん今後も続くと思います。

しかし、それとは別のやり方も既に必要になっていると思います。

私が皆様にお願いするのは、全てにおいて
「わかりやすい建築家住宅」の提案です。

決して誤解して欲しくないのは
「誰でもが住める家nLDK」とか
「クライアントに媚び諂う」というものではありません。

尖がっていて全然結構です。
「どうだ、これに住めるか!」というものも大歓迎です。

一般の方が知らない、想像もできないような
楽しい世界、おもしろい世界があることを
今までよりもさらに広めていきたいと思っています。
まだまだ、建築家との家づくりの布教活動は必要です。

私は大資本をバックに持っているわけではないので
広告をバンバン打つようなことはできません。
しかし、その代わりというには信じられないほど小さいですが、
それらを一般の方に見ていただけるスペースを確保しました。
既に専用サイトの準備もできております。

→ LINK (まだ仮のトップページだけしかありません)

 
一人でも多くの方に建築家との家づくりの素晴らしさを広めるために
皆様とともにあたらしい「建築家との出会いの場」を創造していきたいと思っています。

ご興味がお有りの方はご一報ください。

tel:03-5433-4333 (ベースメント 代表番号)
e-mail:info@base-ment.co.jp


注)建築プロデュース ベースメントでの活動は
  私が死ぬまでこれまでと同様に続けてまいりますので
  くれぐれも誤解のありませんようによろしくお願いいたします。

May 9, 2009

・・・でいいや。

ユニクロで、
MUJIで、
イケヤで、
吉野家で、

いいや!

そうです。
手ごろな価格で満足させてくれます。

しかし、
ここぞという時のために、本当にいいものを
知っていたいと思います。

最近の若者は普段着しかもっていないと聞きます。
「今日こそは!」というときもいつもと一緒だそうです。
バブルがはじけたあとの世代だそうです。

でも、そんなこととは関係なく本当にいいものを
持っている、食べたことがある、行ったことがある
という人と

持とうとも思わない、食べようとも思わない、行こうとも思わない
という人とでは

人生の豊かさの奥行きが違うように思います。

「めんどくさい」という言葉もよく聞きます。
めんどくさいから「これで、いいや」

これではつまらないと思います。

一度でも、本当にいいものに触れると
その違いがとてもよくわかります。

もちろん僕もまだまだ知らないことだらけです。
もっともっと、いろんなことと触れていきたいと思います。

今知っていることで満足してしまったら、
それ以上の成長はなくなってしまいますから。

May 8, 2009

SOKO casestudy#01

仮想Scenario#01
近藤さん(仮名)の物語
家族構成:夫婦二人   夫:グラフィックデザイナー(アパレル)  
               妻:イラストレーター(雑誌・広告)

あたしたちは夫婦二人でいっしょに事務所を開いてます。あたしたちは二人とも一日中パソコンの画面と向き合って仕事をしています。きっちりと営業時間が決まっているわけではなく、依頼された仕事の量とスケジュールによってその日の行動が決まります。事務所といっても来客は限られた人たちだけなので、仕事場としては、広めの1LDKマンション程度のスペースがあればそれで十分です。でも、最近は徐々に仕事の量も増えてきて、特に夫なんかは自宅マンションよりも事務所に寝泊りするほうが多いような状態です。
仕事とプライベートを分けるには仕事場と自宅を分けたほうがいいのでしょうが、あたしたちはこの仕事が好きですし、ONとOFFの区別があまりありません。
そんな二人なのでやっぱりSOHO的な暮らし方が一番あっていそうだと再認識しました。でも、いざそういう物件を探そうと思うとなかなかいいものがありませんでした。いいデザインのマンションがたくさんあるにはあるのですが、なんとなくあたしたちが住みたいと感じるものとは違いました。いろいろと見ているうちにあることに気がつきました。
あたしたちは「自宅を仕事場にするのではなく、仕事場を自宅にしたいんだ」。
また、あたしたちは仕事の幅を今よりも広げていきたいというという夢もあります。そうなったときにも柔軟に対応できるような暮し方がしたいと思いました。
これに気がついたときから、マンション探しはやめました。

そして、出会ったのがこの「SOKO(ソーコー)」という提案でした。


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May 5, 2009

朝妻から「くらし方の提案」

クリエティブクラスの多くの方たちが
漠然と心に描いている暮し方に
お応えするために提案します。

マンションのリノベーションでは
絶対に手に入れることができない暮し方です。

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投稿者 asazuma : 2:18 PM

May 1, 2009

「家づくり物語」 感想文 by Kさん

私とはもう6~7年くらいの付き合いになる、土地家屋調査士のKさん。

先日、いつものように新築完成後の登記を
お願いしようと思い、必要書類を取りに来てもらった際

私の事務所に飾ってある摂書「家づくり物語」に気づき

「えー、朝妻さん。本なんか出したんですか?
言ってくださいよ。全然知らなかった」

とその場でご購入いただきました。

その数日後に、彼から封書が届きました。
いつものように、登記関係の書類かとおもって中を見てびっくりです。

私の本への感想文が入っていました。

「家づくり物語」を拝読いたしました。
女性の飛びつきそうな可愛い表紙にピッタリと一致した軽快でリズミカルな文章に引き込まれて、一気に読み終えてしまいました。
 文章から受け取ったイメージで著者に会ったら、びっくりする読者も多いのではと勝手に想像してしまいました。
 桂子さんとジンとの対話形式の物語としたのは、朝妻さんのアイデアでしょうか?とても読み進み易くなっていました。
 「はじめに」は特に私のお気に入りのページです。本のエッセンス、朝妻さんの考え方の基準が凝縮されていると思うからです。

 仕事を終え疲れた身体で資格試験の参考書を開いているとき、「このまま進んで良いのだろうか?」間違っていないだろうか?」不安が時折襲ってきました。
 そんな時は「合格体験記」を読み返しました。「このような思いで勉強した。」「こんな目的を持って勉強した」それらの文章が何度も私を助けてくれました。
 読み返しては「進む方向は間違っていない、このままで良いんだ」と自分に言い聞かせました。落ち込んでいる私を励まし、力を与えてくれたのは「こんな参考書が良い」、「こんな勉強法が効率的」、「こんな試験テクニック」などのノウハウではありませんでした。

 曇天の海原にも、雲の切れ目が生じて星が瞬けば、自分の目的地の方角がわかって櫓を漕ぐ腕にも一層力が込められます。「家づくり」という海原に出航した人の、自分の目的地を定める指針、羅針盤ともなる本だと思いました。
 自戒を込めて言い得ますが、知識が増えると細部の迷路に入り込んでいきます。
森が見えなくなっていきます。そんな苦い経験をしました。
 深呼吸をして、鳥瞰図のように大局的に全体を見渡す視点を忘れないようにするとても良い本だと思いました。
 「そうだった!。そうなんだよ」と「家づくり」に対する考え方を改める人も読者も多いのではと思います。
 勝手に私設宣伝マンとして、会う人に勧めたいと考えています。

 ご著書ありがとうございました。


もう、ウルウルです。(毎度ですが・・・)

本当にありがとうございました。