January 8, 2006

家の値段 その2

新年最初の不動産の折り込み広告の中に
正月気分もどこかへブッ飛んでしまうようなものを見つけた。

時代を遡ること約20年前。
それは、私が学校を出るか、出ないかくらいの時の話。

某国立大学の超大御所 某建築家が
設計する住宅の施工を請け負った。

その頃は、今と違い、
『どこの大先生だか知らないが、もうちょっと簡単な設計できないのかよ!
 これじゃ、収まり悪いんじゃないの?』
とか、現場サイドの勝手な能書きをたれていたことを思い出す。

(私が今の仕事をやる、きっかけになった一つ、ともいえる住宅であるのだが
 その話は、いずれ機会があるときに。)

その建築家は、代表作を集めて、建築専門の出版社から、
一冊の本が発行されるくらいの有名建築家である。

その住宅も、その本の中にきっちりと収められているものだ。

そう!そのような住宅が売りに出ていたのだ!

hanegi-1.jpg

hanegi-1-2.jpg


本来ならば、このように写真や図面を載せることは
いろいろな観点から、してはいけないことなのかもしれない。

それでも、あえてこうするのには理由がある。

この販売広告によると、『家』は“オマケ”なのである。

つまり、『土地』の販売なのだ。

『そのまま、使いたければお好きなように。
 解体するには、費用が掛かるし
 出来ればこのまま売れてくれると助かるけど
 しばらく経って、誰も買う人がいなければ、
 建物壊して、更地にいちゃうよ。       』

ということなのである。

つまり、『家の価値』は見ていないのである。

誰が設計しようと、どんなにいい建物であろうと
商業ベースの話の中では
『何坪だから、いくら』 ということなのか?

“建築ブーム”といわれている昨今。
それでも、その意識が変わるのには、
まだまだ、時間が掛かりそうだ。
 

Posted by asazuma at January 8, 2006 8:53 AM | TrackBack
Comments

はじめまして。足跡から参りました。
ゆかりんこと言います。

質問ですが、
この物件のお話は、このお写真の事でしょうか?
いい物件ですね。
因みにお値段はおいくらですか?
築何年でしょうか?
場所なども教えて下さい。

Posted by: at January 25, 2006 8:50 PM

ゆかりんこさん

コメントありがとうございます。
私は不動産業者ではありませんので
詳細をここに書くことはできません。

もし、本当にご興味がおありでしたら、
このページの左上にあります
ご意見・お問い合わせからどうぞ。
この物件(あまり「物件」とはいいたくないのですが)の仲介業者のサイトをお知らせします。

Posted by: aszuma at January 25, 2006 10:33 PM
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