April 13, 2010

今あるものをより良くする気持ち。

今日、縁あって知り合ったご近所の

相島技研の社長 相島さんのご自宅兼仕事場にお邪魔しました。

ご自宅の三階(屋根裏部屋のような)の作業場には
オーディオ関係の部品が所狭しと置かれている。

ワクワクする。

私はオーディオの知識は全くないし、
どちらかといえばかなり疎い方だ。

それでも、なぜか楽しい気持ちになる。

「何かがつくられている空間」

やっぱり、そういうところが好きだ。


「CDプレーヤーにちょっとだけ手を入れてあげると
一気に音が変わるんですよ」

というお話になった。

「えっ、CDはCDですよね。
デジタルな音だから、プレーヤーによっての音の違いなんてあるんですか?
ましてや、それに手を入れるなんてできるんですか?」

と素朴な疑問を投げかけると

相島さんはおもむろに一枚のCDを取り出し
基盤がむき出しになったプレーヤーにCDを挿入した。

そして、その先に繋がれているのは
これがまた、とても小さくてかわいらしいスピーカー。

なんでも、アルマイトの製造会社が
アルマイトにもきれいな着色ができることを
知らせたくて試しにスピーカーをつくっては見たものの
あまり良い音が出ず、相島さんに相談に来たところ
ちょっとだけ手を入れたものらしい。

そしてそのCDがまたすごい。

相島さんが若い頃に聞いていたというアナログレコードから
わりと誰でもが知っている一曲ずつをCDに落としたものだ。

ジャズが流れる。

う〜ん、いい音だ。

音量を上げても、うるさくない。

そして何曲目かに、カーペンターズの
「イエスタデーマンスモア」が流れ出した。


びっくりした。

涙が出た。

すぐそこで二人が歌っているようだった。

そこでの相島さんの一言がまた素敵だった。

「一所懸命歌って、レコードに吹き込んだ想いを
ちゃんとした音で聞いてあげなきゃ・・・」

思いがあってのものづくり。

分野・業種は違っても、その心は同じであると痛感しました。

相島さんのあだやかで静かな話し方には
その確かな技術に裏打ちされた信念を感じた。

とても有意義な一時を過ごせました。

Posted by asazuma at April 13, 2010 9:26 PM | TrackBack
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